当社で在宅介護サービスをご利用されているお客様宅に当社のヘルパーが訪問した際に、
ちょうどお客様がお電話をされていました。
聞こえてくるお客様の声からは、
「銀行が〇〇銀行…」
「キャッシュカード?ちょっと待ってよ」
と言った会話が聞こえてきました。
これは【特殊詐欺】の電話ではないか?
と思い、お客様がキャッシュカードを取りに行くため受話器を置いて離れたタイミングで
「詐欺ではないですか?」
と声掛けをしました。
その後、お客様が再度受話器を取ると、
電話が切られていたとのこと。
保留をせずに受話器を置いていたため、
お客様とヘルパーの会話が聞こえたのでしょう。
後にお客様にお話をお伺いすると、
警察からの電話で、
「捕まった犯人がお客様のキャッシュカードを持っているから確認したい」
との内容だったとのこと。
幸い、今回は通帳番号や暗証番号等は
話しておらず、利用している銀行名だけを
喋ったということでした。
当社ヘルパーの機転を利かせた行動により、
特殊詐欺を未然に防ぐことができました。
この行動を称え、社内表彰をさせていただきました。
お客様に安心して在宅生活を送っていただくためのサポートを行うのが私たちの役割です。
高齢者を狙った特殊詐欺が今もあとを絶ちません。
私たちも、お客様を特殊詐欺から守ることができるように、ヘルパーさんのように 日頃から防犯に関する意識を持たなければなりません。